北陸財務局は11月7日、北陸三県の11月の経済調査の結果を公表した。インバウンド(訪日客)消費や復旧・復興需要により個人消費が回復傾向にあることから、総括判断を「緩やかに持ち直している」と3カ月ぶりに上方修正した。9月に発生した能登豪雨の影響は「限定的になっている」(三原健局長)との見方を示した。
主要項目では「個人消費」を前回判断より引き上げた。業態別では百貨店・スーパー、ホームセンターで動きがみられた。「催事が盛況で、物販に加えレストラン利用も増えているほか、引き続きインバウンドによる売り上げも伸びている」(百貨店)や「被災家屋の復旧のため工具・金物が売れている」(ホームセンター)などの声が聞かれた。【記事提供:ニッキン】
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