ググっとぐんま観光宣伝推進協議会は10月19日、東京の品川プリンスホテルで「ぐんまの魅力を発信!観光プロモーション会」を開催した。対面での開催は3年ぶり。県内の自治体や観光協会など約30団体が旅行業者やマスコミ関係者らに観光魅力をアピールした。
冒頭あいさつした同協議会の相川章代幹事長(県産業経済部戦略セールス局長)は、「人の移動がスムーズにできるようになってきた。全国旅行支援もスタートし、12月までしっかりとやっていく。県を『リトリートの聖地』としてアピールし、長期滞在のスタイルを作っていきたい」と述べた。
県観光物産国際協会の江利川宗光専務理事は、「謙虚な県民性からか、魅力を広く発信することが得意でない。発信力を高めるのが大事であり、皆さんに魅力を知っていただき、発信してほしい」と呼び掛けた。
高崎市出身の落語家でぐんま特使の林家つる子さんのトークショーも行われた。
個別商談会では、旅行業者やメディアのブースを県側の自治体や観光協会などの担当者が巡回。観光素材を持ち寄り、説明した。
コロナ禍前は年間50万人ほどが来園していたという「果実の里原田農園」(沼田市)の原田光敏さんは、「全国旅行支援は起爆剤になる」と期待する。リンゴやイチゴ、サクランボ、ブドウなどさまざまな味覚狩りができるのが農園の売りで、「旬の果実のパフェ作り」など体験メニューも用意している。
藤岡市は、染色や陶芸などが体験できる工芸体験村「土と火の里公園」や「藤岡ふじまつり」などをPR。ふじまつりは4月上旬からふじの咲く丘で開催され、全長250メートルの藤棚や45種類のふじ見本園がインスタ映えすると人気だ。
前橋観光コンベンション協会は、来年3月開業する道の駅「まえばし赤城」をアピール。国道17号上武道路沿いにあり、敷地面積約7ヘクタール、延べ床面積約8千平方メートルの規模。物販や飲食、温浴施設といったテナント約30店が入居する。前橋の新たな玄関口となり、広域防災拠点としても活用されるという。
3年ぶりの対面商談会