観光庁の宿泊旅行統計調査の第2次速報値で、2024年2月の全国の宿泊施設における延べ宿泊者数は4785万人泊となり、23年同月比で16.3％増、コロナ前の19年同月比で9.9％増となった。地域別では、19年同月比が30都道府県がプラスとなった。外国人延べ宿泊者数では、19年同月に対して大都市圏で大幅増だったが、地方部では減少となった。
延べ宿泊者数が上位の地域（カッコ内は19年同月比）は、（1）東京都853万人泊（49.0％増）（2）大阪府408万人泊（14.7％増）（3）北海道329万人泊（2.5％増）（4）沖縄県236万人泊（2.2％減）（5）京都府211万人泊（3.7％増）―など。
全体のうち日本人延べ宿泊者数は3633万人泊で、23年同月比3.2％増、19年同月比6.0％増だった。地域別では、32都道府県が19年同月比でプラス。上位（カッコ内は19年同月比）は、（1）東京都459万人泊（22.1％増）（2）大阪府238万人泊（9.7％増）（3）北海道217万人泊（9.7％増）―などとなった。
日本人延べ宿泊者数では、石川県が19年同月比39.8％増の80万人泊、富山県が同8.9％増の23万人泊、福井県が同26.2％減の21万人泊で、24年1月1日の能登半島地震の影響、2次避難者の宿泊などが反映されている可能性がある。また、石川県七尾市、輪島市、珠洲市、羽咋市、志賀町、宝達志水町、中能登町、穴水町、能登町を調査対象から除外している。
外国人延べ宿泊者数は1152万人泊で、23年同月比94.2％増、19年同月比24.2％増。延べ宿泊者数全体に占める外国人の割合は24.1％だった。地域別では、19年同月比が25道県でマイナスとなる一方、東京都が100.6％増の394万人泊と2倍となった。
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