相双五城信用組合(福島県、梅澤国夫理事長)は福島県の「中小企業等グループ補助金」を活用し、2021年と22年に発生した福島県沖地震で被災した地元宿泊業者の再建に取り組んでいる。申請に向けた事業計画の承認のほか、つなぎ融資を通じた資金繰りを支援。約7割の事業者は営業を再開し、観光客数はコロナ禍以前の水準に近づくなど地域ににぎわいが戻りつつある。
同補助金は地震で被災した施設の整備をサポートするもので、最大15億円の助成を受けられる。同信組が本店を置く福島県相馬市は観光業が盛んだが、取引先の旅館やホテル業者は震災で大きな打撃を受けた。【記事提供:ニッキン】
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