日本旅行協定旅館ホテル連盟(日旅連)関東支部連合会は8日、東京の都市センターホテルで総会を開き、会員施設への誘客拡大を柱とした2023年度事業計画を承認した。2年間の任期満了に伴う役員改選では山本剛史会長(群馬県・㐂びの宿高松)を再選した。リアルでの総会開催は2019年以来4年ぶり。会員ほか、小谷野悦光社長をはじめ日本旅行幹部、先の総会で新会長に選出された日旅連本部の白石武博氏らが出席した。
今年度事業は会員施設への誘客拡大に向けた日本旅行社員との商談会「ワークショップ」の実施、誘客ターゲットとする地域へのキャラバンと現地研修会の実施など。日旅連と日本旅行が締結した「SDGs共同宣言」に基づき、SDGs関連の取り組みも意識して進める。
山本会長は先の本部総会で日本旅行の小谷野社長らが触れた商品の単価アップやインバウンドの地方誘致に関し、「ありがたく感じている」と述べるとともに、「今が転換期。気持ちを強く、事業に取り組む。会員の皆さま、日本旅行の皆さまに多大なご支援、ご協力をいただき、年度を乗り切りたい」と述べた。
日本旅行の小谷野社長は「地方の発展、ツーリズムのデジタル化が大きなテーマだ」と強調。自社が取り組むインバウンドの地方誘致などの施策を話した。
決定した主な役員は次の通り(敬称略、カッコ内は所属)。
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