観光庁は2月21日、日本人、訪日外国人を含む2017年の旅行消費額の暫定値を発表した。前年比3・5%増の約26兆7千億円で、3年連続の増加となった。
内訳は、日本人の宿泊旅行が約16兆1千億円、日本人の日帰り旅行が約5兆1千億円、日本人の海外旅行(国内消費分)が約1兆2千億円、訪日外国人の旅行が約4兆4千億円。
構成比は、日本人の宿泊旅行が60・1%、日本人の日帰り旅行が18・9%で、日本人の国内旅行が全体の79・0%を占めた。訪日外国人の旅行の構成比は、10年には5%ほどだったが、17年には16・5%に達した。
観光庁が実施している「旅行・観光消費動向調査」「訪日外国人消費動向調査」から算出。数値は暫定値のため、今後、修正の可能性がある。