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会場の様子
ホテルやレストランなどホスピタリティとフードサービス業界における国内最大級の商談専門展示会第53回国際ホテル・レストラン・ショー、第46回フード・ケータリングショー、第25回厨房設備機器展の3展示会(通称=HCJ2025、主催=日本能率協会)が4~7日の4日間、東京ビッグサイト(東京都江東区)の東展示棟1~6ホールで開催された=写真。
日本の観光産業が進化していくための情報発信、ビジネスマッチングの創出を目的に催され、今回は835の企業・団体が出展。昨年と同規模の4日間で4万9334人が来場した。
会場では、昨今宿泊市場や外食産業で活用が広がるAIの導入や、ロボットの活用、テクノロジーの進化で人手不足を解消し、もてなしの向上を実現する製品・サービスをはじめ、インバウンドを含む観光需要の激増により多様化するニーズに対応するリクライニングベッドといった寝具や、家具、客室備品、耐久性の高いテーブルウェアに加えて、施設のSDGsへの意識の高まりから節水システムなどが展示され、来場者の注目を集めた。
トレンドセミナーも例年と同様に充実を図り、初日の4日は日本飲食団体連合会(食団連)主催の「日本飲食団体連合会が語る食のトレンド」が催されたほか、5日と7日は宿泊業や外食業の次世代を担う若手が業界の課題解決へ提言する「ネクストリーダーズ」が行われ、宿泊・外食業関連企業の20~30代の若手80人が企業の枠を超えて集結。観光活性化に向けた斬新なアイデアを発表するなど好評を博し、会場は連日にぎわいを見せていた。
来年は2月17日~20日に今回と同様、東京ビッグサイトで開催される。