全国の信用金庫で組織する「よい仕事おこしネットワーク」(事務局=城南信用金庫)は6日、12月6、7日に東京ビッグサイト(東京都江東区)で開催する商談会「2022“よい仕事おこしフェア”」の開催概要を発表した。観光、食品、ものづくりの分野で全国からおよそ450の事業者が出展。バイヤーにそれぞれの地域や商品の魅力をアピールし、新たなビジネスにつなげる。
フェアはコロナ禍で3年ぶりの本格開催。会場は従来の東京国際フォーラムから東京ビッグサイトへと規模を拡大する。
初日の開会式は秋葉賢也復興相、小池百合子東京都知事が参加を予定。ステージでは全国の自治体首長による地域活性化の取り組み発表、パネルディスカッションを予定している。
発表会で城南信用金庫の川本恭治理事長は「コロナ禍、物価高、円安進行で全国の中小企業が困っている。フェアで皆さまの本業支援をしたい」と述べた。
全国250カ所の米でつくるクラフトビール「絆舞エール」もよい仕事おこしフェアで発表する。よい仕事おこしネットワークは、全国各地の米を使った日本酒「絆舞」を東日本大震災の復興支援を目的に福島県内の酒蔵で製造しているが、今回は東京都大田区の「羽田イノベーションシティ」にある醸造所でビールを製造する。
330ミリリットル瓶で1本税込み880円。うち100円を自然災害の被災地に送る。
発表会で気勢を上げる信用金庫関係者など主催者ら