山形県観光文化スポーツ部はこのほど、2016年度の「観光者数調査」の結果をまとめた。16年度の観光客数(延べ数)は前年度比2・0%増の4581万4千人で、調査を開始した1963年以降で過去最高を記録した。
山形デスティネーションキャンペーン(2014年)の成果を生かした観光施策の展開に加え、観光施設のリニューアルなどがプラス要因。
観光客の内訳は、県内客が2・5%増の2609万9千人、県外客が1・4%増の1971万6千人だった。全体に占める県外客の割合は43・0%。
月別に見ると、前年同月に対して伸びが目立つのは、6月の7・6%増、5月の6・2%増、2月の6・1%増、4月と7月の4・1%増など。8、9、1月はマイナスだった。4~7月を中心に増加し、9月は前年に大型のシルバーウイーク(秋の連休)があった反動で減少、1月はイベントの開催時期が2月に移動した影響で減少した。
地域別では、村山地域が7・5%増の2220万9千人、庄内地域が3・4%減の1415万4千人、置賜地域が3・1%減の667万5千人、最上地域が3・1%増の277万7千人。
観光地類型別に見ると、温泉が1・9%減の1047万人、名所・旧跡が2・8%減の822万3千人、道の駅が6・7%増の672万2千人、スキー場が4・7%増の98万7千人、海水浴場が5・7%増の63万2千人などだった。