北海道がこのほど発表した06年度の観光客入込客数の総数(実人数)は前年度比2%増の4909万人となった。旭山動物園人気や花をテーマにしたデスティネーションキャンペーン、外国人観光客数の増加などがけん引役となり、5年ぶりに前年度を上回った。また、延べ人数でも同1%増の1億4043万人を記録。訪日外客数も実人数で同15%増の59万650人となった。
実人数の内訳を道外・道内客別にみると、道外客は同3.8%増の659万人、道内客は同1.7%増の4250万人。日帰り・宿泊客別では日帰り客が同1.8%増の3395万人。宿泊客は道外客が同3.8%、道内客は同1.5%のそれぞれ増加。全体では1514万人で同2.5%の増加となった。
延べ人数では、道外客は同0.5%減の4551万人、道内客は同1.8%増の9492万人。日帰り・宿泊客別では、日帰り客が同1.3%増の1億1301万人、宿泊客は微増の2742万人。
観光客数(延べ人数)を月別で見ると、8月が2219万人と最多で全体の15.8%を占める。次いで7月の1978万人、9月の1598万人と続く。
外客者数を国・地域別に見るとアジア市場からが53万4450人となり同14.6%増加。うち台湾が26万7900人と最多。次いで韓国の13万3850人、香港の8万6050人の順。日中韓観光大臣会合の開催、官民一体となった海外プロモーション活動に加え、新たな路線の就航や世界ノルディックスキー2007の開催がけん引役となった。