帝国データバンクによると、今年5月のホテル・旅館経営業者の倒産は20件、負債総額は129億4300万円だった。件数は前月比4件、前年同月比13件の増加で、前月に続き、2カ月連続で過去最悪(2000年以降)を更新した。「東日本大震災による自粛ムードなど、間接的被災が経営を圧迫した」(同社)。
負債総額は前月比26億6100万円減少、前年同月比98億6500万円増加した。
倒産件数は今年に入り、すべての月で10件以上の2ケタを記録。昨年11月から、7カ月連続で2ケタ台の高水準となっている。
1月からの累計は、件数が前年同期比27件増(65.9%増)の68件。負債総額が同371億7900万円増(161.4%増)の602億1200万円。
5件、負債1.8億円 旅行業者の倒産
帝国データバンクによると、今年5月の旅行業者の倒産は5件、負債総額は1億8400万円だった。
件数は前月比2件、前年同月比3件のそれぞれ増加。
負債総額は前月比1億4300万円減少、前年同月比1億6400万円増加した。
1月からの累計は、件数が前年同期比2件増の18件。負債総額が同5700万円減の11億5100万円。