日本政策金融公庫はこのほど、中小企業景況調査の10月分を公表した。同月の売上DIは前月比0.1ポイント減のマイナス15.4と、5カ月ぶりに低下した。今後3カ月の売上見通しDIは前月比6.4ポイント増のマイナス13.1。マイナス圏が続くも5カ月連続で上昇した。
売上DIは前月比で売り上げが増加した企業割合から減少した企業割合を引いた値(季節調整値)。
6の最終需要分野別では、建設関連、設備投資関連でマイナス幅が縮小。電機・電子関連、食生活関連、衣生活関連でマイナス幅が拡大。乗用車関連は前月のプラス圏からマイナス圏に落ち込んだ。
今後3カ月の売上見通しDI(今月以降3カ月間と過去3カ月の実績比で増加の企業割合から減少の企業割合を引いた値、季節調整値)は、乗用車関連でプラス幅が拡大。衣生活関連でマイナス幅が拡大。ほかはマイナス幅が縮小した。