江戸時代末期、1854年に米国から黒船が来航した静岡県下田市で5月17~19日、「黒船祭」が開かれる。記念式典や墓前祭が厳かに行われる一方、町内や海辺の会場ではイベントが目白押しで、活気に包まれる。
今回で85回目。17日の下田港での海上花火大会では10年ぶりに2尺玉が夜空に打ち上げられる。18日には市内目抜き通りで日米の旗を先頭に、米第7艦隊や海上自衛隊の音楽隊などが約2.5キロを1時間にわたってパレードする。
このほか、下田芸者による踊りの披露、和親条約に付帯する「下田条約」調印の再現劇、日米親善綱引き大会などが行われる。開国グルメひろばも設けられる。