国土交通省は主要旅行業63社の今年6月の旅行取扱実績(速報)をまとめた。総取扱額は前年同月比1.6%減の5462億6503万5千円。特に海外旅行が減少しており、燃油サーチャージの値上げが影響したとみられている。
海外旅行は3.0%減の2193億3123万6千円。海外旅行だけでみると、近畿日本ツーリストが6.7%増、日本旅行が5.9%増と前年を上回ったが、JTBグループ(14社計)は8.7%減、阪急交通社が9.1%減で、エイチ・アイ・エスも0.4%減だった。
国内旅行も前年には届かず、0.9%減の3219億7030万円だった。一方、外国人旅行は、韓国、台湾、香港などからの訪日客が伸び、24.0%増の49億6349万9千円となった。