日本旅行業協会(JATA)が発表した四半期ごとの旅行市場動向調査で、7〜9月の国内旅行市場は、景気動向指数DIがマイナス27と3カ月前(4〜6月)から1ポイント増とほぼ横ばい。3カ月後(10〜12月)もマイナス28と微減で横ばい基調が続く見込みだ。
方面別に見ると、口蹄疫問題が発生した九州を除いてすべての方面で上昇。北海道、東北でそれぞれ20ポイント、京阪神で17ポイント、山陰で15ポイント、愛知・岐阜・三重で14ポイントと伸び幅が大きかった。3カ月後は、北海道で11ポイント、奄美・沖縄で8ポイント、京阪神で6ポイントそれぞれ下落が見込まれるが、大きな変動はない。
一方、7〜9月の海外旅行市場は、20ポイント上昇した3カ月前からさらに24ポイント上昇してマイナス6と大きく回復。3カ月後はマイナス17に。方面別では7〜9月の現況はすべて上昇。3カ月後はアメリカ・カナダ、オセアニアを除き悪化する見込み。
調査は620社を対象とし、300社から回答を得た。