観光庁はこのほど、旅行・観光消費動向調査の7〜9月期の結果を発表した。宿泊、日帰りを合わせた国内観光旅行(観光目的の旅行)の延べ旅行者数は1億2583万人で前年同期比15.6%の増加、その消費額は4兆776億円で同9.7%の増加となった。延べ旅行者数、消費額ともに、東日本大震災前の2010年同期の水準も上回っている。
延べ旅行者数の内訳は、宿泊旅行が6030万人で12.0%増、日帰り旅行が6553万人で19.2%増。消費額の内訳は、宿泊旅行が3兆1118億円で7.8%増、日帰り旅行が9658億円で16.5%増。
観光に加え、帰省、出張などを加えた旅行全体の延べ旅行者数は2億374万人で前年同期比16.1%増となった。内訳は宿泊旅行が1億875万人で15.1%増、日帰り旅行が9499万人で17.3%増。
旅行全体の消費額は6兆4092億円で同10.3%増。内訳は宿泊旅行が4兆9953億円で7.8%増、日帰り旅行が1兆4139億円で20.3%増だった。
旅行・観光消費動向調査は、住民基本台帳から無作為抽出した2万5千人を対象に、1年間の旅行実態を半年ごとの2回に分けて調査し、全体の数値を推計している。