帝国データバンクがこのほど公表した今年8月の全国企業倒産(負債1千万円以上の法的整理)は前年同月比50.5%増の742件。1.5倍の大幅増で、2000年以降で3番目に高い増加率となった。また16カ月連続の前年同月比増となり、リーマンショック前後の08年6月~09年8月を超える記録となった。前月比も5.8%増と増加した。
負債総額は前年同月比6.0%減、前月比44.9%減の995億100万円。
件数を8の業種別で見ると、運輸・通信業(6.1%減の31件)のみ前年同月比減少。ほかの7業種が増加した。件数はサービス業(40.6%増の187件)が最も多く、伸び率でも2カ月連続で40%を超す大幅増となった。
サービス業を細かく見ると、「旅館、その他宿泊所」が50.0%減の5件。「広告・調査・情報サービス業」(132.1%増の65件)が大きく増加した。
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