総務省はこのほど、家計調査報告の8月分を公表した。同月の2人以上世帯の消費支出は1世帯当たり29万6327円で、前年同月比で実質1.0％増と、9カ月連続で増加した。10の費目別では、教養娯楽など6費目が増加した。
教養娯楽は3.5％増の3万3754円と、5カ月連続で増加。国内パック旅行費、宿泊料などの「教養娯楽サービス」が増加した。
交通・通信は3.4％増の4万7721円と、9カ月連続で増加。「自動車等関係費」が増加した。
このほか増加は食料、家具・家事用品、被服および履物、保健医療の各費目。減少は住居、光熱・水道、教育、その他の消費支出の各費目。
同月の2人以上世帯のうち勤労者世帯の実収入は1世帯当たり52万1571円で、前年同月比で実質2.1％減と、3カ月ぶりに減少した。世帯主収入が0.6％減の36万5702円と、9カ月ぶりに減少した。
