15ヵ国・地域が過去最高
日本政府観光局(JNTO)が発表した2023年9月の訪日外国人旅行者数(推計値)は、19年同月比3.9%減の218万4千人となった。4カ月連続で200万人を超え、ほぼコロナ前の水準を回復した。国による訪日旅行促進の重点市場23カ国・地域では、15カ国・地域が9月としての過去最高を記録した。このうちメキシコは単月で過去最高を更新した。中国は、9月末に中秋節・国慶節休暇が始まったが、コロナ前の約4割にとどまった。
9月として過去最高だったのは、韓国、台湾、シンガポール、インドネシア、フィリピン、ベトナム、豪州、米国、カナダ、メキシコ、ドイツ、イタリア、スペイン、北欧地域、中東地域。
東アジアでは、韓国が秋夕(チュソク)の連休もあり、19年同月比183.4%増の57万人。19年には日韓情勢によって訪日旅行を控える動きが発生していたことで大幅な伸びとなった。仁川―中部、仁川―佐賀、仁川―宮崎などの増復便もあり、日本への直行便数は回復傾向にある。
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