総務省の労働力調査によると、今年9月の完全失業率(季節調整値)は3.0%で、前月と同率だった。前月に2017年5月以来、3年3カ月ぶりに3%台に上昇していた。
このうち男性は3.2%で、前月比0.2ポイント上昇。女性は2.7%で、同0.2ポイント低下した。
昨年11、12月に2.2%と、1992年10月以来の低水準となったが、新型コロナウイルスが感染拡大した今年5月に前月比0.3ポイント増の2.9%と大きく上昇した。
同月の完全失業者数は前年同月比42万人増の210万人。このうち「勤め先や事業の都合による離職」が19万人増。「自発的な離職(自己都合)」が6万人増。「新たに求職」が9万人増。
同月の就業者数は前年同月比79万人減の6689万人。このうち、「宿泊業、飲食サービス業」が48万人減の403万人。