クラブツーリズム(クラツー)は1日、首都圏発のツアーに新しいバス車両「ロイヤルクルーザー四季の華『碧号』」を導入した。通常45人乗りの車両を19人乗りとして、ゆとりある空間を提供する。革張りのイス、化粧台付きトイレを完備するなど高級感も演出。高級バスの導入で、最上級バス旅行のブランドを確立する。
6月23日、東京都内のホテルで開かれた発表会では、クラツーの中村朋広執行役員テーマ旅行部長が「『ローヤルクルーザー四季の華』の10周年を記念し、ラグジュアリーバスを導入した。お客さま、添乗員、バス乗務員のあったらいいなという声を取り入れた。単に豪華なだけでなく、移動の際に何かを知ったり学んだりできる。今後は、バスに乗ること自体が目的となる。最上級ブランドを確立したい」とあいさつした。
新車両は、頭上の荷物の棚をなくし広い空間を確保。床下には座席ごとの専用ロッカーや冷蔵庫も配備した。また、車内には全席に観光情報などを見られるipadを装備。約600万の楽曲を楽しんだり、専用プリンターを使用し社内で写真をプリントアウトすることもできる。
新車両を利用した長野県諏訪湖の湖上花火大会を観賞する1泊2日のツアー(8月15日出発)は、3人1室で大人1人10万円から。新車両は2018年に関西地区、東海地区でも導入する。
床下に個人専用ロッカーや冷蔵庫を配備