東京都内の訪日外国人客に温泉旅館での宿泊も楽しんでもらおうと、東京から2時間圏内の9県10温泉地の有志が広域連携して昨年3月25日に設立した「東京エッジコンソーシアム(TEC、富井松一会長=松泉閣花月社長)」は12日、2016年度総会を千代田区の全国旅館会館で開いた。
16年10月のモードツアー旅行博覧会2016(韓国の大手旅行会社モードツアーが主催)、17年2月のタイ国際旅行フェア(TITF)への出展報告や、山梨県石和温泉、栃木県鬼怒川温泉へのメディア・旅行会社招請事業の成果報告などを行った。
TECが事務局業務を委託しているアジア交流促進協会(AAEA、東京都台東区、梁春香理事長=東洋大学国際観光学部教授)と連携して行っている、中国人大学生インターンシップ事業の成果などについても報告。1期生として広西師範大学と桂林電子科技大学から、それぞれ10人を6軒の旅館で16年12月から約6カ月間受け入れ、うち4人が各旅館へ就職したという。2期生は、黒龍江外国語学院から2人、浙江越秀外国語学院から8人の計10人を3軒の旅館で17年中に約6カ月間受け入れる。