山梨県は12月22日、東京都内で記者会見し、富士山とその周辺地域の魅力を高め“自然首都圏”へと発展させていくこと目指して「富士五湖自然首都圏フォーラム」を設立すると発表した。まず、五つのワーキンググループ(WG)を設け、大学や企業などに参加を呼び掛けるとともに、国際会議場の誘致などを目指して検討を進める。
同日は、フォーラムの代表となる長崎幸太郎知事、代表代行の田坂広志多摩大大学院名誉教授(県顧問)、最高顧問に就く建築家の隈研吾氏、前参院議長の山東昭子氏が出席した。また、県出身でノーベル賞を受賞した大村智氏(北里大特別栄誉教授)も最高顧問に就く。
長崎知事はあいさつで「フォーラムには幅広い分野の、さまざまな方々に参加してもらい、地域の付加価値化を推進する大きなムーブメントを起こしたい」と抱負を述べた。
自然首都圏のコンセプトは「豊かな自然、恵まれた自然の中で生活し、日々、余暇を楽しみながら、同時にリモートワークを活用し、首都圏の民間企業や公的組織で働くことのできる、また個人として働くことのできる『新たなワーク・ライフスタイル』を実現する地域」。
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