5月ごろ2次公募
観光庁は、「オーバーツーリズムの未然防止・抑制による持続可能な観光推進事業」で、「先駆モデル地域型」として京都や富士山登山口エリア、西表島など20地域、「一般型」として具体的な取り組み51件を採択した。観光客の過度な混雑やマナー違反など、オーバーツーリズムの対策となる調査分析や計画策定、具体的な取り組みをモデル事業として支援する。2次公募も行う予定で、5月ごろに募集を開始する。
先駆モデル地域型では、自治体が中心となって地域の関係者による協議の場を設置し、地域住民の生活や旅行者の満足度に関する課題を把握、地域が目指す観光地のあり方を議論した上で、計画を策定し、具体的な取り組みを実施する。申請主体は自治体。計画に基づく取り組みは、DMOや民間事業者が実施する事業も対象となる。
先駆モデル地域型の採択地域は、ニセコエリア(北海道倶知安町)▽美瑛町(北海道美瑛町)▽奥入瀬(青森県)▽蔵王(山形市)▽川越(埼玉県川越市)▽浅草地区(東京都台東区)▽鎌倉・藤沢(神奈川県鎌倉市)▽箱根(神奈川県箱根町)▽佐渡(新潟県佐渡市)▽富士山吉田口(山梨県)▽富士山富士宮口・御殿場口・須走口(静岡県)▽白川郷(岐阜県白川村)▽京都(京都市)▽奈良公園・山の辺の道(奈良県)▽高野山(和歌山県高野町)▽出雲大社(島根県出雲市)▽宮島・宮島口(広島県廿日市市)▽仁淀川地域(高知県いの町)▽阿蘇(熊本県阿蘇市)▽西表島(沖縄県竹富町)。
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