1874年5月11日にJR神戸駅―大阪駅間で鉄道が開業してから今年で150周年を迎える。兵庫県と大阪府では、西日本旅客鉄道(JR西日本)と連携し、各地でさまざまな関連イベントを開催している。
11日、神戸駅北口駅前広場で記念式典が行われた。久元喜造神戸市長らが出席し、神戸市出身のプロトランぺッター広瀬未来さん率いるジャズバンドによる「鉄道唱歌」ジャズアレンジバージョンの生演奏で来場者を楽しませた。同日、150人限定で記念列車の乗車会を実施。11~12日限定で同広場にてプロジェクションマッピングも披露された。
兵庫県の沿線4市(神戸市、尼崎市、西宮市、芦屋市)では、鉄道とまちの歴史や発展が感じられるパネル展を開催中。また、JR西日本の移動生活ナビアプリ「WESTER」を活用し、4市の観光地や飲食店、京都鉄道博物館など150スポットを対象としたデジタルスタンプラリーも実施している。
大阪駅では、11日に記念式典が行われたほか、大阪ステーションシティ各所では謎解きラリーやAR体験で150周年の歴史を楽しく振り返るイベント「大阪駅タイムトラベルステーション」を11月4日まで開催中。
そのほか、初代神戸駅鳥瞰図のパッケージが特徴の洋食弁当、大阪の伝統料理から名物料理まで、時代の変遷が感じられる幕の内弁当など、記念駅弁当を各駅構内で発売。JR西日本のオンラインショップでは、対象駅の記念入場券を販売しているなど、豊富な企画が目白押しだ。
記念式典の様子(神戸駅)