ラグジュアリー層にPR
日本政府観光局(JNTO)は、富裕層などのラグジュアリー旅行を取り扱う世界の旅行会社が加盟するコンソーシアム「セランディピアンズ」と連携し、北陸、瀬戸内の魅力を海外に発信する視察ツアーを実施した。テーマは「匠の技」と「アート」で、日本の伝統工芸や芸術を体感してもらう。視察ツアーには、セランディピアンズのクエンティン・ドゥシューモン会長ら旅行会社のトップが参加。日本文化の魅力への評価は高いことから、新たなデスティネーションとして日本を売り込む。
JNTOは、着地での消費100万円以上を目安とする高付加価値旅行者の誘客に向けて、2018年にセランディピアンズとパートナーシップを締結している。23年6月には道東、金沢、京都で視察ツアーを実施した。
今回の視察ツアーの期間は10月6~11日。ドゥシューモン会長を含め、セランディピアンズに加盟するフランス、英国、ドイツ、ベルギー、ルクセンブルクの旅行会社5社のCEOなど5人が参加した。
視察したスポット、体験したプログラムは、福井県の越前和紙工房や打刃物工房、広島県の藍染デニム工房、岡山県の大原美術館、香川県・直島のクルーズなど。工房の体験では、職人に説明を受け、伝統工芸への理解を深めた。
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