JR四国はこのほど、自転車メーカーのジャイアントと連携し、自転車愛好者をターゲットにした個人型鉄道旅行商品「しまなみ 手ぶらでレール&サイクリング」の募集を開始した。両社は今年4月にJR予讃線・今治駅構内(愛媛県)に「ジャイアントストア今治」を開業。同ストアは最新機種の貸し出しや整備メンテナンスなど、本格的な自転車愛好者にこたえるサイクリングサポート拠点となっている。
手ぶらでレール&サイクリング旅行の基本行程は、1日目は人気のサイクリングロードである「しまなみ海道」でのサイクリングと今治での宿泊、2日目は松山を観光する1泊2日のフリープラン。発地は大阪市内または神戸市内が対象。
往路は山陽新幹線(ひかり、またはのぞみ普通車指定席)を利用し岡山駅で乗り換え後JR瀬戸大橋線、予讃線特急しおかぜ号(普通車指定席)で今治まで利用。復路は松山観光港から広島港まで瀬戸内汽船、石崎汽船のスーパージェットを利用する観光ルート「瀬戸内はいくるーず」を利用する。
JR広島駅から山陽新幹線(ひかり、またはのぞみ普通車指定席)を利用して戻る。
JR四国によると、「訪日旅行市場でテーマ型旅行のニーズが高まっており、台湾での自転車文化の普及などもあり、海外の自転車愛好者誘致や鉄道利用促進に取り組みたい」としている。
料金は、新大阪発で2人1室の場合、大人1人が、カジュアルプラン2万2600円から、ベーシックプラン2万6300円から、温泉プラン(鈍川温泉ホテルの場合)2万7800円からとなっている。