ツーリズムEXPOジャパンの来場者数、過去最高の18万5800人


一般来場者でにぎわう日本ブースエリア(9月24日)

  日本観光振興協会と日本旅行業協会(JATA)が主催する世界最大級 旅の祭典「ツーリズムEXPOジャパン2016」が9月22〜25日、東京ビッグサイトで開かれた。業界関係者や一般来場者でにぎわい、4日間の来場者数は過去最高となる18万5800人を記録した。東京・日本橋エリアで22日に行われた国際交流の夕べ「JAPAN NIGHT2016」には1万5200人が来場し、これを合わせた総来場者数は20万1千人を数えた。

 3回目となる今年は「旅は変える。人生を。世界を。」が開催テーマ。最新の旅行動向について有識者が討議する国際会議「ツーリズムEXPOジャパンフォーラム」、国内外のサプライヤーと旅行会社による「商談会」、世界140カ国・地域と日本47都道府県の1181企業・団体が出展する「展示会」、一般消費者や国内外の観光関係者が集う「JAPAN NIGHT」、顕彰事業「ジャパン・ツーリズム・アワード」の五つで構成した。

 日本政府観光局(JNTO)の主催するインバウンド商談会「VISIT JAPAN トラベル&MICEマート」(9月21〜23日)との同時開催で、国内・海外・訪日三位一体型のイベントの完成形を目指した。

 22日に日本橋エリアで開催された開会式。JATAの田川博己会長は、「BtoBとBtoCを網羅する、質量ともに世界を代表する大きな観光イベントになった。これからも進化を続け、観光先進国と、観光を通じた平和な世界の実現に貢献するイベントにしていく」と強調した。

 JAPAN NIGHTでは、日観振の山口範雄会長が「江戸の中心地として栄え、国内をつなぐ五つの街道の起点、旅の原点であるここ日本橋で、国内外の来賓、訪日バイヤーの皆さまに日本の伝統や文化、日本食を堪能していただきたい」と来場者を歓迎。また、菅義偉・内閣官房長官も駆けつけ、「安倍政権では観光を成長戦略と地方創生の重要な柱と位置付けて、2020年には訪日外国人旅行客4千万人という新たな目標を立てた。引き続き大胆な取り組みを進めていく」と観光先進国の実現のため尽力する考えを示した。

 翌日からは東京ビッグサイトを会場に各種のシンポジウムやセミナーなどを展開。展示会場では、来場者が購入したレゴブロックによって熊本城を制作する熊本応援企画や東北・熊本復興支援チャリティーオークションなども行われていた。


写真で見る「ツーリズムEXPOジャパン2016」pdf

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