観光庁が10月17日に発表した主要旅行業49社の8月の旅行取り扱い状況(速報)は、総取扱額が前年同月比0.9%増の5301億6553万円だった。内訳は、国内旅行が2.8%減の2889億4368万円、外国人旅行が23.6%増の176億4664万円、海外旅行が4.6%増の2235億7521万円だった。
旅行会社からの聞き取りによると、国内旅行は度重なる台風による出控えから前年実績を下回った。外国人旅行は6、7月に続き欧米豪市場を中心とした個人旅行の取り扱いが好調で、前年比増となった。海外旅行は欧州・オセアニアが好調だった。
総取扱額が前年実績を超えたのは49社中22社。旅行分野別で見ると、国内旅行は47社中20社、外国人旅行が34社中21社、海外旅行が47社中28社で前年比増となった。
募集型企画旅行の総取扱額は、前年同月比4.2%減の1803億4221万円だった。内訳は、国内旅行が4.6%減の1261億6228万円、外国人旅行が0.5%減の4億5363万円、海外旅行が3.1%減の537億2630万円。
募集型企画旅行の取扱人数は7.6%減の414万4063人。このうち国内旅行は7.6%減の388万9331人、外国人旅行は3.9%増の4万5人、海外旅行は9.2%減の21万4727人だった。