キャッシュバックポイントシステムのAカードを運営するAカードホテルシステム(東京都千代田区、田中章生社長)は19日、Aカードを導入する独立系のホテル経営者らを都内に招き「Aカードトップ会」を催した。Aカードの事業報告や会員ホテルの経営者アンケートを基にした分析結果の発表などを行う一方、会員ホテル間の親睦も図るため毎年開いている。約130人が出席した。
冒頭、登壇した田中社長は、2009年9月に新規加盟した関西地区3ホテルの販売可能客室の1室あたりの売り上げを紹介。09年1月に3308円だった売り上げが、12年8月には5548円になった事例を取り上げ、Aカードの利点をアピールした。合わせて、最近の事業報告を行った。
昨年11月に、予約サイト・コントローラーの「らく通」と新たに接続を開始したことや、税務当局との協議により、13年1月からポイント料が不課税扱いになることを報告。1月末には、アイフォーンに対応したAカードアプリをリリースした。「一般会員は出張先などで、最寄りのAカード加盟店ホテルを簡単検索できるうえ、即座に予約が可能」と田中社長。
なお、同社は4月からAカードのロゴマークを一新する。新しいロゴは、Aカードホテルネットワークが世の中に広がっていく先進性を表現。ブランディング活動の強化に努める考えだ。
Aカードは、宿泊金額に対してポイントが加算され、獲得ポイント数に応じて「キャッシュバック」のサービス特典が与えられるもの。2月14日現在のホテル会員数は404(うちレストラン46)で、一般の会員数は、37万8549人。1日平均で221人の加入があるという。ホテル会員数は、15年までに600にする計画を掲げている。
Aカードホテルネットワークの新ロゴ