インターネットサービスの企画運営を手掛けるtripla(トリプラ、東京都中央区)は、インバウンド支援ソリューション「triplaチャットボットサービス」を展開している。
旅館やホテルなどのウェブサイト経由の問い合せに、AI(人工知能)もしくはオペレーターがチャットで回答するサービスで、従来よりも容易かつ効率的に問い合わせ対応が可能となる。
施設のチェックイン時間などの簡単な質問にはAIで回答し、難しい質問にはオペレーターが回答する。対応言語は、英語、中国語(繁体、簡体)、韓国語、日本語の5カ国語。
同システムは、既にホテルグレイスリー新宿や、あかん遊久の里 鶴雅などで採用されており、現時点で約30施設に導入されている。
同サービスを利用している施設の従業員からは「これまでの問い合わせはメールが多数で、返信作業に時間を取られることが多かったが、チャットボットを導入してからは対面接客に集中できる時間が増えた」と好評を得ている。
PMSやサイトコントローラーとのシステム連携に向けた開発も進めており、来年にはチャットのやりとりのみで、宿泊予約を完結できるシステムを導入予定。
同社は、「自社予約比率の向上にも貢献していきたい」としている。
問い合わせ先はtriplaTEL03(6276)6553。