アジアからの訪日観光を扱う旅行会社などでつくるアジアインバウンド観光振興会(AISO、理事長、王一仁・総合ワールドトラベル社長)はこのほど、中国やタイなど8カ国・地域の報道関係者30人を日本に招いた。東日本大震災や原発事故で落ち込むインバウンドの回復に向け、関東エリアの現状を確かめてもらい、風評の払しょくに努めた。
招待したのは中国、台湾、香港、タイ、マレーシア、インドネシア、シンガポール、オーストラリアの新聞や雑誌などの報道関係者。7月11日から16日にかけて、東京の浅草や秋葉原、山梨の石和温泉、神奈川の箱根、静岡の伊豆などを案内した。
7月12日、東京都内のホテルで開かれた歓迎会=写真=では、AISOの王理事長が「外国人旅行者の訪日客数は前年実績に遠く及ばない。メディアの皆さんに正しい状況を報道してもらい、インバウンドの早期回復につなげたい」と語った。