全日本空輸(ANA)は11月27日、東京・成田―ハワイ・ホノルル線に就航させる予定の新型旅客機「エアバスA380型機」の就航発表会を東京都日本橋の日本橋三井ホールで開催した。同機は来年5月24日の成田発ホノルル行きから週3往復で運航を開始する。会場には、同社の平子裕志社長や新CMに出演する女優の綾瀬はるかさんらが出席。機内で使用する新型のシートを試し、PRした。
同機は2階建ての旅客機で、ハワイ語「FLYING HONU(空飛ぶウミガメ)」の愛称が付けられ、ウミガメをイメージした特別塗装が施される。座席はホノルル線で初めてファーストクラスを導入する。2階にファーストクラス8席、ビジネスクラス56席、プレミアムエコノミークラス73席、1階にエコノミークラス383席の計520の座席を用意する。
エコノミークラスでは、レッグレストを上げてベッドのように利用できるシート「カウチシート」を日本の航空会社で初めて取り入れた。
発表会では平子社長が「ANAの新しいハワイに期待してほしい。お客さまにより魅力あるハワイ旅行を提供し、さまざまな提案をするとともに、ハワイの皆さまとこの地の発展のために貢献したい」とあいさつした。
カウチシートを体験した綾瀬さんは「シートは椅子が広く、足を上げられるので座敷みたいに座れる。小さいお子さんがいる家族もみんなでくつろげそう」と感想を述べた。
平子社長(左)、綾瀬さん(中)、デービット・ユタカ・イゲハワイ州知事