ANAは2月の那覇、3月の鹿児島、4月の熊本、6月の関西に続き、8月1日に伊丹空港の「ANAラウンジ」を約9年ぶりに完全リニューアルした。また9日に、今年ANA就航50周年を迎える岡山空港では、航空会社のとして唯一となるラウンジを新設した。両ラウンジでは、地元の名産品の発信基地として、利用者にご当地の銘品をサービスする。
伊丹空港は、462年の歴史を持つ小西酒造の2種類の日本酒と、希少な黒米を使用し、ビールと日本酒の製法を融合させて作った、フルーティーな香りのビールを提供する。岡山空港では、山田養蜂場が厳選した原料で作ったはちみつドリンクをサービスする。地元の銘品とのコラボレーションは今後も伊丹、岡山空港以外のラウンジでも展開していく予定。
ラウンジの内装は同社のプロダクトサービスブランド「インスピレーション・オブ・ジャパン」のコンセプトに基づき、斬新さと日本らしさを表現したデザインとなっている。
照明はすべてLEDを採用し、伊丹空港では改修前との比較で約40%の消費電力削減が見込まれ、ラウンジ内の省電力化を進める。他のラウンジでも順次LED照明の導入を進めていく予定。
ANAラウンジの改装は、今後、仙台と小松空港を予定しており、11月下旬に新装オープンする予定。これで2010年から始まったANAラウンジの新設、新装オープンはひと区切りとなる。
伊丹空港の新ラウンジ