ANAホールディングスとジョビー・アビエーションは2月21日、大阪・関西万博の空飛ぶクルマ運航事業者に選定されたと発表した。両社は大阪・関西万博会期中に会場内ポートと会場外ポートをつなぐ2地点間での空飛ぶクルマの運航を計画する事業者として参画していく。
両社は、2022年2月以降、電動エアモビリティeVTOLを活用した日本での新たな運航事業の共同検討を進めている。大阪・関西万博での取り組みが、大阪・関西をはじめとした日本全国、世界中から訪れる人々に新たな空のモビリティを感じてもらう機会になることを期待する。
ジョビー・アビエーションは、米国カリフォルニア州に本社を置く電動式垂直離着陸機を開発する会社で、25年には米国でエアモビリティサービスの提供を開始する予定。開発した電動エアモビリティeVTOL「Joby S―4」は、静粛性に優れた5席仕様の機体で、海外機として初めて国土交通省航空局に日本の型式認証の申請を行っている。