ANA Xが銀行代理業に参入
全日本空輸(ANA)とソニー銀行は9日、外貨預金、決済分野での提携を発表した。顧客関連事業を担うANA Xが、ANAグループ初となる銀行代理業に参入し、ANAマイル付き外貨定期預金とANAマイレージクラブ/SonyBankWALLET(マルチカレンシーデビットカード)の取り扱いを開始する。
連携は、ANAマイレージクラブ会員による海外渡航時や国内での決済の利便性、メリットの向上や外貨預金ビジネス領域の強化が目的。ANA Xは、ソニー銀行を所属銀行とする銀行代理業者として、19日からマルチカレンシーデビットカード、11月からANAマイル付き外貨定期預金の取り扱いを開始する。
ANAマイル付き外貨定期預金では、預け入れ通貨、金額、期間に応じてANAマイルが付与される。マルチカレンシーデビットカードでは、国内利用時の利用金額に応じたマイルが付与されることに加え、海外渡航時に現地ATMで現地通貨を引き出すことができる。また、買い物時には外貨普通預金口座から代金が直接引き落とされるため、決済時の手数料は掛からない。
マルチカレンシーデビットカード