ANAセールスは4日、大分県竹田市と共同で、全国でも珍しい炭酸泉が湧出する「長湯温泉」と阿蘇くじゅう国立公園内の「くじゅう高原」を巡るダイナミックパッケージの販売を開始した。同社は竹田市と連携協定を結び「現代版湯治文化」「クアオルト」構想を推進している。
竹田市は日本初の温泉療養保険システムを生かした「世界に冠たる日本の温泉資源活用による『国民の健康づくり』『予防医療の推進』『新たな観光戦略』事業」が国の認定する地方創生先駆的事業として、昨年度に採択された。
今年3月に両者は「連携及び協定に関する協定」を締結し、ANAセールスは人材派遣支援や旅行業務の経験を生かした地域活性化、地域振興などを図り、新しい形の旅行商品を共同開発し、新たな旅行需要喚起を図っている。
連携協定後の第1弾となるツアー「長湯温泉めぐり」は「温まって、歩いて、食べて、笑う」という一連の行動で自然治癒力を引き出し、免疫力を高めることをテーマとする。現代版の湯治として「竹田式湯治」と名付け、四つの要素を利用者が自由に組み合わせて楽しむことができる。
また、竹田市による日本初の取り組みである、入湯税を充当した「温泉治療保険システム」に基づく保険適用や食事処などでドリンクサービスなどの特典が受けられる「竹田式湯治パスポート」が宿泊施設で渡される。
設定期間は17年5月31日出発分まで。宿泊施設は、宿坊翡翠之庄、大丸旅館、丸長旅館、B・B・C長湯、長湯温泉かじか庵、山の湯かずよ、レゾネイトクラブくじゅう、ザ・ガーデンホテル&リゾート、久住高原荘、久住高原コテージ。
第38回「にっぽんの温泉100選」発表!(2024年12月16日号発表)
- 1位草津、2位道後、3位下呂