ANAセールスは13日、4月に移転した東京・日本橋の本社ビル1階に旅行の説明会や旅に役立つさまざまイベントを開催する専用ラウンジ「ワンダーラウンジ」と、旅行相談窓口「トラベルデスク」をオープンした。12日に開かれた内覧会で白水政治社長は「ANAグループの情報発信基地にしたい」と意気込みを語った。
ラウンジの広さは90平方メートル。セミナーは各回20人限定で週2、3回開催する予定。
ラウンジに設置された100インチのプロジェクターや4Kテレビの美しい映像を駆使して、アクティブシニア層を対象に「ANAワンダーアース」、ANAハローツアー「大人のゆとり旅」の旅行説明会のほか、他企業とコラボレーションしたイベントや各国観光局と共同で観光セミナーなどを開催する。
旅行相談窓口のトラベルデスクは、平日午前10時から午後5時まで。事前予約制で、旅行の相談だけではなく、同社のすべての商品のチケットの支払いなども行える。
同社では唯一となる対面カウンターを設置したことについて白水社長は「ウェブ化が進んできたが、お客さまと接して感覚を感じたい」とし、対面販売を行うことで直接顧客の意見を吸い上げたいとする。また、日本橋の結果次第では全国展開も検討すると話す。
他企業とのコラボレーションイベントについては「自社の商品とANAセールスを結び付けてラウンジで宣伝するなど、情報発信基地として使ってほしい」と積極的な姿勢を見せた。6月にはアップルの販売店と共同でiPadの使い方セミナーを予定している。
添乗員が撮影してきた美しい映像を使って旅行説明会が行われる