全日本ホテル連盟(ANHA)関東支部(服部公雄支部長=東京都・お茶の水イン、478会員)は11月25~26日の2日間、あてま高原リゾートベルナティオ(新潟県十日町市)で「離職しない組織作り」をテーマに研修会を開いた。同ホテルの事業統括室長、佐野智之氏がセミナーを行ったほか、バックヤード視察、意見交換などを実施。人材定着や組織づくりに役立つ実践例を学び、各ホテルの現場に生かす方法を模索した。
セミナーでは、佐野氏が「バックヤードこそ真実」と題して講演。同ホテルの離職率はわずか5%ほどで、その背景には組織基盤の強化を目的とした新入社員の教育方針がある。技術指導を急ぐのではなく、まずは企業理念やホテル業の在り方を深く理解させることを重視しており、このアプローチが定着率向上に大きく寄与すると説明した。
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