全国旅行業協会(ANTA、二階俊博会長)は3日から9日まで、「『地旅』で出会う日本の笑顔 がんばろう東北 がんばろう東日本」をメーンメッセージにしたポスターを首都圏の主要なJR駅に約300枚掲出した。東日本大震災からの観光復興のため東北、東日本地域への旅行を一般に呼び掛けるのが狙い。
JR東日本の協力により、東京や上野、渋谷など同社管内の主要駅約130カ所と東北・山形・秋田・上越・長野新幹線の駅約50カ所に張り出した。ポスターには、被災地の東北地方を中心とする主な祭りがデザインされ、「私たちは、送客支援を通じて、東北・東日本の観光復興を応援します」のサブメッセージも添えられている。
ANTAは、9月26日に宮城県仙台市で開催した「東日本復興支援会議」で、風評被害の払拭と東北・東日本地域への送客支援に一層努めることを決議。この決議に基づき今回、秋の旅行シーズンに旅行へと誘うポスターを掲出した。
今月中旬にも観光庁の後援を得て、ポスター展開を全国に拡大。「東北・東日本観光復興支援キャンペーン」と銘打って、各地の駅や空港、バスターミナル、ANTA会員営業所、宿泊施設、観光施設などに掲出してもらう考え。約2万枚の配布を予定している。
渋谷駅に掲出されたポスター