湯畑正面で「一番井戸の一井」として江戸時代から三百年の刻を紡ぐホテル一井。館内随所に宿の歴史を伝える貴重な資料が展示されているが、歴史はそうたやすく作れるものではないし、真似できるものではないと実感する。歴史があるからこそ、培われてきた伝統や格式がある。そう思いつつ眺める宿空間は老舗の風格だ。宿の湯の醍醐味も湯畑の存在感とオーバーラップする。湯殿に掛け流されているのは草津が誇る6本の源泉のうちの貴重な2本、草津最古の白濁湯「湯畑前白旗源泉」と透明な「白根山万代鉱源泉」。希少な白旗源泉が掛け流されているのは総石造り大浴場『石殿』で、硫黄の影響で石が変色してしまうほどの多くの成分を持つ天然温泉を楽しめる。肌を優しく包み込む湯と硫黄の香りにこれぞ温泉と得心する。また、草津で最も高温の万代鉱源泉が東屋風の六角屋根が設けられた庭園風露天風呂『石庭』に満たされている。毎分1600リットル湧き上がる湯は無色透明でパワー満点。庭を眺めながら健康増進著しい湯浴みを叶えてくれる。一番井戸の宿としての誇りと心意気を感じるひとときである。
客室はその2浴場を擁する別館、湯畑を眺める本館、山側の西館に多彩なタイプの客室が揃う。本館最上階の8名まで泊まれる『湯畑側特別室』3室や『湯畑が見える部屋』25室はプレミアムルームで年間通して予約が殺到する。料理は利用シーンに合わせて選べる楽しさが人気を呼ぶ。気兼ねのない部屋食または大正ロマンが香る食事処『季味の浪慢』では和の彩り膳。季味の浪慢のオープンキッチンでは肉または魚のメイン料理の出来たての美味しさが味わえる。モダンな空間の創作料理ビュッフェ『あららぎ』では和洋40種類の食べ放題を満喫できる。湯の魅力に負けない美味三昧も老舗ならではのもてなしだ。
湯畑側から見上げれば目の前に当館。その立地と湯畑周辺の観光スポットへも歩いてすぐという利便性の良さが多くのお客様にご好評をいただいております。昨年、湯畑に面した売店も拡張オープン。草津随一の売り場面積を誇る店内には地元の特産品をはじめ銘菓、各種みやげ品を多数取り揃えております。
住所:〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町411
交通:【住所】〒377-1711 群馬県吾妻郡草津町411 【電車】JR吾妻線高崎駅から長野原草津口駅下車、タクシー約25分
【バス】長野原草津口駅から草津温泉行き、草津温泉バスターミナル下車、徒歩約10分
【自動車】関越自動車道渋川・伊香保ICから国道353・145・292号線、約60km 【駐車場】乗用車100台 【送迎】草津温泉バスターミナルから(到着後電話要)
TEL:0279-88-0011 FAX: 0279-88-0111
URL:http://www.hotel-ichii.co.jp/
◆建物/本館:鉄筋8階建、別館:鉄筋9階建、西館:鉄筋6階建 ◆客室/和室115・洋室7・和洋室2(計124室) ◆全室バス・シャワートイレ付 ◆食事/夕食・朝食:和食・バイキング ◆食事場所/夕食:客室(6人まで)・レストラン(8人まで)、会食場(180人まで)、朝食:レストラン・会食場 ◆館内施設/宴会場(8室、17.5~256畳)、コンベンションホール(70人)、レストラン(28席)、バー、喫茶、売店 ◆料金/12,500円~41,000円(税別) ◆チェックイン14:00、チェックアウト10:00 ◆Wi-Fi使用可/全館