学生によるインバウンド向けガイド組織運営などを行うカルチュラル・エデュツーリズム・カウンシル(CEC、京都市、地野裕子代表)は17日、EYJapan、京都府と共催で、学生を対象に観光をテーマとしたアントレプレナーシップ・ワークショップ(WS)を開催した。参加者はアントレプレナーシップ(起業家精神)や観光のメガトレンドについて学んだほか、京都の観光課題の解決に向けたグループワークなどを行った。
府庁旧本館旧議場で開催したワークショップには約50人の学生のほか、観光関係者、EY Japanのコンサルタントらが参加。アントレプレナーシップについて、起業を実現するためのフローを切り分けて明示した「アントレプレナーシップの実用的4ステップ」や実際の起業事例を学んだほか、個人ワークを通して起業のための思考整理などを行った。
続く講演では、EYストラテジー・アンド・コンサルティングの平林知高ストラテジック インパクト パートナーが「私たちにとってツーリズムとは何か」をテーマに、ツーリズムのメガトレンドとして、「ツーリズムのとらえ方とツーリズムの対象の変化」などについて説明。
今後の展望として、SDGsの次に来るアクションとしての「リ・ジェネレーション(改新)」について解説したほか、「異」と触れ合い理解するためのものとしてのツーリズムの価値を説いた。
会員向け記事です。