山形市・蔵王温泉の観光地域づくりを推進する「DMC蔵王温泉ツーリズムコミッティ」が本格的に動き始めた。今年8月に株式会社として発足、11月1日には観光情報拠点の蔵王ベースセンタージュピア内に事務所をオープンさせた。地域内外の関係者と連携しながら、プロモーションや商品造成に取り組む。ウインターシーズンに加え、グリーンシーズンや温泉の魅力の発信も強化し、世界に通用する通年型のマウンテンリゾートを目指す。
旅館組合、索道協会の出資で設立された。目的には「共生から共創へ」として、(1)蔵王温泉内の観光施設が一体となり、地域全体で稼ぐ力を高め、DX(デジタル・トランスフォーメーション)などにより商品販売力を向上させる(2)地域の自然や文化に調和した持続可能な事業を推進する(3)多くの人たちとつながり、多業種が連携し、住んでよし、訪れてよしの観光まちづくりを通じて、交流人口の増加と地域経済の拡大を目指す―を掲げた。
主な業務は、ホームページの管理を通じた情報発信、SNSを通じたプロモーション、旅行博への出展、旅行会社へのセールスなど。地元の観光関係者はもとより、山形市や、地域連携DMOのおもてなし山形、金融機関、旅行会社やOTA、運輸事業者などと連携しながら事業を展開する。
会員向け記事です。