アフターコロナの旅行模索
DMC鬼怒川(坂内剛至社長)は5月19日、「アフターコロナに向けた栃木県観光活性化へのキックオフミーティング」を鬼怒川グランドホテル夢の季で開いた。100人以上が参加した。
栃木県副知事の末永洋之氏、日光市副市長の上中哲也氏、日本航空(JAL)総合政策センター調査研究部長の岩崎平氏によるあいさつに続き、基調講演と来場者参加型のパネルディスカッションを行った。
基調講演では、国土交通省関東運輸局観光部長の岡村清二氏が「これからの観光と関東運輸局の施策について」を、JALデジタルイノベーション本部事業創造戦略部アシスタントマネージャーの東原祥匡氏が「企業の取り組みから考える働き方の多様性と地域活性」をそれぞれ講演した。
岡村部長は、関東エリアの特性を「国内を代表するゲートウェイである成田空港と羽田空港に合わせ、鉄道や港湾高速道路等の交通インフラも十分に整備されており、東京を起点とした場合150キロメートル程度圏内であれば、ほとんどの観光地を2~3時間程度で移動できる」と説明。その上で「豊かな山川の自然にも恵まれた地域で、国内有数の温泉地でもある鬼怒川、草津、箱根などがある。歴史文化的観光地として人気のある鎌倉や小江戸三都と称される栃木、川越、香取も抱えている」とポテンシャルの高さを強調した。広域関東における「江戸街道プロジェクト(案)」の骨子も紹介した。
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