JTBと道頓堀ナイトカルチャー創造協議会は3日、新たな観光交流拠点「Pivot BASE~Travel Cafe @Tonbori~(ピボット ベース~トラベルカフェ アット トンボリ)」を大阪・道頓堀(中座くいだおれビル1階)にオープンした。両者が進める「道頓堀観光DX化計画」の取り組みの一環。デジタル技術を活用した観光交流拠点にする。
SNS上で話題の情報の中からトラベルコンシェルジュがおすすめを厳選し、施設内のデジタルサイネージに投影。気になった情報をタッチしQRコードを読み込むとスマートフォンに持ち出せる。店内に設置されたタブレットやサイネージでは、大阪や関西の「街歩き動画」が視聴できる。タップすると詳しい情報を確認でき、QRコードでスマートフォンに持ち出せる。ARグラスを着用して視聴するとより没入感のある映像体験ができる。タブレットでは大阪が舞台のオリジナルドラマが楽しめる。ドラマは視聴者参加型で、選択やキーワード入力などの仕掛けによってストーリーが変わる。アバターのトラベルコンシェルジュは英語や中国語、韓国語などの多言語に対応。
店内はカフェ形式で、利用には1人ワンドリンク注文が必要。カフェとして営業することで、観光客と地域が交流する拠点としての役割も担う。
1日に開かれたオープニングセレモニーでは、テープカットなどを実施。JTBの北村豪執行役員が「道頓堀を世界有数の観光都市にするには観光のDX化が必要。新施設は道頓堀の観光DXの拠点であり、地域の人ともリアルに交流できる。デジタルとリアルを掛け合わせ道頓堀の魅力を向上させる」と話した。
デジタルサイネージ内の情報はQRで持ち出せる
テープカットの様子