ｅｃｂｏ（東京都渋谷区）は、京浜急行電鉄と資本業務提携し、羽田空港第3ターミナル駅で「訪日外国人観光客向けの手荷物当日配送サービス」の実証実験を19日から開始した。駅構内の特設カウンターで預かった手荷物を当日中に指定の宿泊施設に配送することで、大型手荷物による駅構内、電車内の混雑解消による快適、スムーズな空港アクセスの実現を図るほか、増加する訪日外国人観光客のニーズ検証や沿線観光地への旅客誘致も目指す。
2019年に京急沿線店舗での荷物預かりの実証実験を実施し、実際に京急品川駅のコインロッカー数の50倍にも及ぶ3千個以上の荷物を受け入れた。これにより、荷物の預かり需要、および観光客が大型荷物を持って移動をする際の負担の大きさや、電車内や駅ナカの混雑等の課題が明確となった。今回、大きな荷物を抱えた訪日外国人観光客が日々行き交う、東京の玄関口である羽田空港に着目し、事前予約対応の訪日外国人観光客向けの手荷物当日配送サービスの実証実験を実施する。
訪日外国人観光客向けの手荷物当日配送サービスは、「ｅｃｂｏ ｃｌｏａｋ」での荷物預かりのノウハウ、実績を持つｅｃｂｏによる配送サービスで、多言語対応のサイトから事前予約で利用が可能。配送先は東京23区、川崎市、横浜市内の宿泊施設。
引き続きｅｃｂｏと京急電鉄は、駅スペースや沿線の店舗等を活用した荷物預かり・配送サービスの提供を通じて、駅ナカや電車内の荷物による混雑の緩和と「手ぶら観光」の促進、移動体験の向上によって、人の移動を起点とした新たな価値を生み出すことを目指して協業していく。
