トラベルズー・ジャパン(東京都新宿区)は18日、運営するオンライン旅行メディア「トラベルズー」で旅行好きを中心としたメンバーを対象に実施した「Go Toトラベルキャンペーン利用実態調査」の結果を発表した。2020年1~12月の期間中に1回以上旅行をしたメンバーに対し、キャンペーン対象期間だった20年7月22日~12月27日(一部地域は除外期間あり)に同キャンペーンを利用して旅行した人は88.8%だった。
キャンペーンを利用した旅行回数を聞くと、回答最多は「1回」(28.3%)、次いで「2回」(26.9%)。このほか「3回」(18.1%)、「4回」(9.6%)などの回答を合わせると、20年に国内旅行をしたメンバーの7割はキャンペーンを2回以上利用したことが分かる。また、「6回以上」との回答は11.6%あった。
キャンペーンを利用して訪れた国内旅行の目的地を聞くと、沖縄県(17.2%)、京都府(17.0%)、北海道(15.7%)、静岡県(15.7%)の回答割合が高い。このほか、神奈川県(14.1%)、長野県(11.2%)、兵庫県(11.0%)の回答も見られた。
キャンペーンを適用した旅行商品は「ホテル・旅館などへの宿泊」とする回答が84.6%を占め最多。2番目が、交通と宿泊がセットとなった「パッケージツアー商品」(44.9%)。キャンペーンを適用した旅行で利用した交通手段の最多は、カーシェア、キャンピングカーなどを含む「自家用車・レンタカー」(68.0%)だった。
現地での飲食やレジャーなどにかかる諸経費を除いた、キャンペーンを適用した旅行の支払実額(1旅行1人当たり)について聞くと、最多は「1万~1万5千円」(32.7%)だった。2番目が「1万5001~2万円」(30.9%)、3番目が「2万1~3万円」(30.5%)。このほか、「~9999円」(26.8%)、「3万1~4万円」(20.3%)、「4万1円以上」(26.6%)となっている。
キャンペーンを利用した国内旅行の目的を聞いたところ、上位は「温泉」(59.7%)、「現地グルメ」(41.9%)、「ホテル滞在」(39.6%)だった。
キャンペーンを利用した旅行の同行者は、トップが「夫婦・恋人」(48.4%)、次いで「家族」(43.7%)となった。比較的近い関係の同行者と旅に出た様子が見えた。加えて、いわゆる「密回避」やスケジュールの立てやすさからか、「一人旅」を挙げた人も18.8%いた。
調査は1月7~11日に同社のメールマガジンを利用して実施。有効回答数は1599。