国交相「具体的に言える段階ではない」
Go Toトラベルの再開を巡る状況が厳しくなってきた。オミクロン株を含めて新型コロナウイルスの新規感染者が増加。沖縄県、山口県、広島県にはまん延防止等重点措置が適用されるなど、各地で感染拡大への警戒感が広がっている。Go Toトラベルについて国土交通省、観光庁は、年末年始の感染状況を確認し、安全、安心に旅行を促進できると判断した場合に再開する方針だが、具体的な時期は未定のままだ。感染症が収束せず、事業の再開が遅れれば、観光の復興も遠のく。
斉藤鉄夫国交相は7日の会見で「オミクロン株の市中感染の発生が各地で明らかになり、最悪の場合、感染拡大が急速に進むことを想定すべき状況にある。Go Toトラベルの再開は、旅行者、地域の双方の安全、安心をしっかり確保する必要があり、感染状況が落ち着いていることが大前提だ」と説明した。
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