GWの国内旅行人数は前年比1.8%減、二極化の傾向に


 JTBは6日、ゴールデンウイーク(GW、出発日基準4月25日~5月5日の11日間)に宿泊を伴う旅行動向の見通しを発表した。国内旅行人数は前年比1・8%減の2300万人と予測。旅行に出掛ける人の予定費用について見ると2万円未満が増える一方で6万円以上も増加し、「今年は、お金をかけずに旅行する派と、せっかくのGWなので相応に支出をして旅行を楽しむ派の二極化の傾向が見られる」とJTB。

 帰省が増える一方、長い休みを利用して遠距離の旅行に行く人も増加し、一人あたりの旅行平均費用は昨年並みの3万5200円となる見込み。今後の旅行支出に対する意向を聞いたアンケートでは、「支出を増やしたい(14・8%)」は前年より0・2ポイント減少し、「支出を減らしたい(26・5%)」も0・6ポイント減少。旅行の支出に関しては現状維持の気持ちが強い。

 国内パッケージツアー「エースJTB」の予約状況をみると、出発日のピークは5月3日。行き先は、北海道や沖縄などの遠距離が人気だ。開業から1年の北海道新幹線の乗客数は当初の予想を上回っており、GW期間も人気は続くという。

 海外旅行人数は前年比1・2%増の59万5千人と予測。旅行平均費用は0・8%減の25万7千円となる見込み。出発日のピークは5月3日、遠距離方面は4月29、30日。

 
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