GWの国内旅行人数は前年比微減、連休配列が影響?


 JTBがこのほど発表したゴールデンウーク(GW、4月25日〜5月5日出発日基準)の宿泊旅行動向の見通しによると、国内旅行人数は2144万4千人と前年同期比で0.2%の減少となる。連休は3〜6日の4連休のみというパターンは、平日を1、2日休めば7〜10連休となった直近4年間と比べると長期・遠距離旅行には向かない。海外旅行人数も45万8千人と14.6%減となり、総旅行人数でも2190万2千人と0.5%減の予測だ。 国内旅行は子供連れのファミリー旅行が中心。5月3、4日を軸に後半4連休に集中するGWのため、大人のカップルや友人、グループは混雑を敬遠する傾向が強いようだ。

 注目の的は4月15日から25周年記念行事が始まる東京ディズニーリゾート。5月3、4日の舞浜地区のホテルはほとんど満室状態。5月3、4日の観光地はどこもいっぱいで、特に京都市中心部、沖縄のビーチリゾートホテルも人気だ。

 GWだから支出を抑えず楽しみたいという意欲が強い。JTBの国内宿泊販売状況でも、有名温泉地やリゾートは高額宿泊施設から予約が入っているという。

 海外旅行は、JTBの海外パッケージツアーの予約状況では、3〜5日出発分は多くの方面で前年を上回る。しかし、燃油サーチャージがさらに高騰していることから、海外旅行者全体の減少を招いている。

 
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